【今回はトヨタ】ハイマウントオーバーホール【カレン】

TOYOTA CURREN 今はなきセリカのそのまた姉妹車という、まだメーカーに余裕のある時代の車でした

今回のハイマウントオーバーホールはトヨタカレンです。

お電話でお問い合わせいただいて『ホームページでハイマウントのオーバーホールを見たんですけど、トヨタカレンなんですが・・・』との事でした。

あの当時のトヨタのハイマウントでLEDタイプといえば、リヤスポイラーにカプチーノより少し短い長さで一列に配されたタイプだろうとは思ったのですが、単品を間近で見たことがないのでまず分解できるのか見当も付きません。

以前もランクル80でお問い合わせいただいたことはあるのですが、見せていただけたら判断可能なのですがなにぶん遠方だったためそのままになってしまいました。

今回のカレンのオーナー様は幸い福山市内の方だったのでお越しいただけることになってとりあえず現物を見せていただけることになりました。

今思えばあの当時サイノス・レビン/トレノ・カレン・ソアラと上から下までクーペがあったんですよね・・・

実際にお話させていただくと、実は車検が近く、いつもディーラーへ車検入庫しているがハイマウントが一部暗いので車検に通せない、ハイマウント自体が製造中止で新品が手に入らず、車検を通そうとすればスポイラーごと取り外さなくてはいけないと言われたが、トランクに穴は開くし何より気に入っているスタイルなのにそれは嫌だということをお聞きすると共に、執念で(失礼)ワタシのホームページを探し当てていただき本当に好きでこのカレンをここまで維持されているのがよくわかりました。

そのうえで、この当時はハイマウントは義務化されていないので、修理しないのならレンズ面を塗装かカッティングシートで覆い配線を処分し点灯物でなくしてしまえばスポイラーは外さなくても良い事、外観を言わなければハイマウントのみ外してしまっても良いこと、なんとか修理してあげたいことをお伝えすると、『それでは車検ごとお願いします』とオーダーいただきました。

・・・っとその前にハイマウントは分解できるのか見ましょうとのことでちゃちゃっと外させてもらいましたが、基本的にはカプチーノのものと作り方は同じく接着タイプで砲弾型2本足LEDなので、根気でカッターを走らせればwwwいつかは分解できるタイプなので修理可能でした。

このタイプならだいたい修理できると見て間違いないです。

このカレンという車、当時は丸目4灯のST205セリカを上品にしたクーペ版という印象で、まさに兄弟(カレンは名前のせいか姉妹と言いたくなる)車という認識しかなかったのですが、こうしてまじまじと眺めているとルーフラインなどはかなり違い、前半分はトレノっぽく見えるんですが、後ろはリヤウインドーもかなり起きていてリヤの居住性もかなり良さそうです。

フロントのアップを見るとどこかコロナExivに近い印象もあり、その当時はすでに廃止されてたコロナの2ドアクーペの代わりも担ってたのかなと思いました。

なんとなくイメージが共通していると思いませんか?

この当時はS14シルビア(前期)

丸くなったのが不評でしたね。反動で後期は刺さりそうに尖らせてしまいました(^^)

BA/BBプレリュード

こちらも旧型より背高の丸い車に見えてしまうようになりました。反動で次期型は(略)

と、クーペがどのメーカーも角から丸いイメージに変わって似通った見た目になってしまったと思っていましたが、各メーカー内の当時の立ち位置まで考えると『そうだったのか!』と今更ながらに気づいてしまいます。

・・・おっさんの昔話は長くなるのでこのへんでやめましょう。

実際の修理は次回にします。

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