今日は987ケイマンSの車検です。
『今回はキャリパーのオーバーホールもやっといて』
って言われたんですけど、そうですね。
登録初年度からもう15年目ですね。
購入以前の履歴もわかりませんし、1度もやってないとしたらこの後心配ですよね。
しかし、BNR系のGTRなど、国産車の純正ブレンボはキャリパーのオーバーホールキット(キャリパーシールキット)の設定があるんですが、外国車のブレンボって純正部品では設定がないんですよ。
『キャリパー丸ごと新品交換して下さい』
ってことなんでしょうか?
一応金額調べて『大体8~9万。あ、1個ね』って伝えたら
『は?バカなのかな?』
と怒られましたw
・・・まあそうなりますよね。
いつも使ってる部品各社は調べてもらっても『わかりません』との寂しい回答なので、ネットで調べます。
何社かポルシェやフェラーリのブレンボキャリパーO/Hされてる会社のブログがヒットし、その中でも信頼できそうな会社へ問い合わせたところ、キャリパーシールを入荷できるようになりました。
(TスポーツMさま、ありがとうございました!!)
キャリパーシールが届いたので、さっそくオーバーホールします。
オーバーホール自体の手順は他の対向キャリパーと全く同じ。
塗装を傷めないよう、慎重に進めます。
それにしても”PORSCHE”のロゴってかっこいいですよね〜
子供の頃、雑誌で見たル・マン24Hで無双する956のノーズに入ったPORSCHE
のロゴが強烈に記憶に残ってます。
余談は置いておいて、オーバーホール4輪分進めます。
15年分のパッドかすをクリーニングしながらなので、結構時間がかかってしまいましたが無事装着です。
ブレーキフルードの抜きかえ・エア抜きも済み試乗してみると、もともとかっちりとしたフィーリングのペダルタッチですが、そこに滑らかさが加わると言うかもっと繊細なコントロールを受け付けてくれる様になり安心感が増しました。
シール自体もキットではなく1個ずつの単品売りで、1台分揃えるとちょっとびっくりの部品価格ですし工賃もそれなりにはなりますが、特に”フィーリング”の乗り物であるスポーツカーにはブレーキフィーリングも大事な性能の一つですね。
さて、”本物”ブレンボキャリパーを触ってみての感想ですが、キャリパー本体はもちろん良いものなんですけれど、このピストンがものすごく精度が高そうで、表面の仕上げも上質で摩耗痕もなく新品のようでした。
日本の製品も素晴らしいと日々思いますが、金属加工に関してはイタリア、スウェーデンなど兵器産業の盛んな国の製品は侮れないものがあります。
せっかくいいパーツがついているのですから大事にしたいものですね。
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