【WAKO’S】エンジンオイル選びは楽し

一押しのワコーズのオイルです!!

さあ、冬真っ盛りとなってまいりました!

この記事をかいているパソコンのある場所って部屋の角っこで夏暑く冬寒い階段下の窓際にあります。

例年この時期はエアコンがかかっていてもつめた〜い空気が階段から降ってくるのですが暖冬と言われる今年は全然大丈夫だったんですけど今日は寒いです。極寒です。さすが今年一番の寒気です。

さて、先日のブログでちらっと言いかけて長くなるのでやめていたWAKO’Sのエンジンオイル4CTーSの話です。

【LEVORG】エンジンオイル交換【WAKO'S】
先日からRECSなどの記事でおなじみのLEVORG 1.6GT-Sですが、オーナー様曰く『エンジンノイズが気になる』とのこと。 たしかにアイドル時などに小さなカチャカチャ音はしています。常識の範囲内で異常な音ではありませんが、たしかに静...

今、ウチに在庫しているWAKO’Sのエンジンオイルは4CT-S 40(5W-40)とPRO-S 50(15W-50)です。(その他、先日のLEVORGではPRO-S 40を専用でご購入いただいています)

4CT-S

PROSTAGE S 缶にかいてある特徴が意外と違うので読んでみてください。

現代では比較的固めの方に入るかと思いますがその他のとくにこだわりのない方には普通の粘度の国産ディーラーでも使用しているオイルをつかわせていただいていますし、それで問題ありません。

ただ、過去にそれで『問題の出たクルマ』、『出るであろうクルマ』、それと『上質を知ってしまった方』のクルマにはWAKO’Sのオイルをおすすめして使用していただいています。

『問題の出たクルマ』BNR34いわゆるR34型GTRですが、このクルマ純正指定は7.5W-30のSGグレード以上という指定でしたし、通勤・普段使いなので、10W-30を使用していました。

しかし、エンジン内部からの異音によりオーバーホールをすることになってしまい、やはりRB26にはもう少し固めの高級オイルをということでWAKO’Sを使いはじめました。もともと燃費は良くないのでそれほど気にしない・・・というより、普段のコストをケチってエンジンブローのほうがよっぽど痛いとのことで保険で15W-50という粘度の4CT-Sを入れることになりました。コレがWAKO’Sのオイルを在庫することになった始まりでした。

当然こんな硬いオイル、冷間時にはさぞ重いのだろうと思っていましたが、RB26のような比較的ストロークもあってクランクも重いエンジンで回すのには向いているようでほぼ気にならないレベルで逆に回り方に重厚感が出て『重いクランクをブン回してトルクを出している』感が強まり迫力が増しました。もちろん暖気後もしっとり感がありざらついた印象はかなり薄まりました。しっかりと金属をプロテクトしてくれている粘り感があがりました。

それ以降予防の意味も含めて『問題の出るであろう』旧世代の比較的ハイチューンなエンジンにはおすすめしています。

その経験も踏まえ、LEVORGではPRO-S 40(10W-40)で話は落ち着き非常に満足いただいていますが、4CT-Sシリーズはさらに回転の滑らかさ、静粛性の向上という質感の高さが加わってきます。ACEA規格によるロングドレイン(長寿命)、省燃費、最近の乗用車用直噴ディーゼルエンジンにも対応という高性能オイルです

PRO-S系もとてもいいオイルですが、

PRO-S ¥1800/L

4CT-S ¥2400/L

と、1Lあたり¥600も差がありますから良くて当たり前なのですが上記の質感の部分がわかる方には一度使うと病みつきになってしまうと思います。

ACEA規格とはヨーロッパの自動車工業規格の一つで、最近のドイツ車を主とする欧州車は特に長期無交換を推しています。廃油の減少による環境保護などもうたっているのですが、ヨーロッパ車は長距離・高速度での使用を念頭に置かなくてはいけないので日本・アメリカ・東南アジアなどとまた違う設計思想になっています。

ヨーロッパのエンジンのロングドレインというのは少しかわっていて、200Km/h超で長時間走行などを考えるとエンジン温度も高めで運用することになるので膨張も大きくなるため各部クリアランスが日本のエンジンなどよりも大きめなので、どうしても燃焼して減っていく(もしくは確信犯的にオイルもじわじわ燃焼室に入れてでもエンジンを保護する)ためにその分中途で補充する→途中でフレッシュなオイルが補給される為、劣化が遅らせらるので長期間交換せずに使えるというからくりなのですが2〜3万Km無交換という状況も出てきます。

そのためベースとなるオイルも高級、添加しているポリマーなども高級・多種とどうしても単価が高くなってしまいますがやはりその分質感も高くできます。途中の補充分を考えてもロングドレインな分コストはあまりかわらないだろうといういかにもヨーロッパ的合理的思考だと思います。

ただし日本で一般的な使用状況となると、ヨーロッパ的な厳しさとは真逆の厳しさ(短距離低温運用)となりますし新車時からガンガンオイルが減っていくことはないので新油の補充がない為、ヨーロッパ的なロングドレインはできないので比較的早期に交換しなくてはいけませんからどうしても高コストなってしまいます。

しかし、この滑らかさパワー感は何者にも代え難いものがあります。ぜひ試してみてください。

当社ではBMW523d、R35GTRなどのプレミアムカーなどに使わせてもらっていますが、逆に2.5〜3Lしか使わない軽4などはオイル代がさほどかからないのでぜひ試していただければ、と思います。

今回ワタシのカプチーノのオイル交換で4CT-S 40を使ってみましたが、今までのオイルは何だったのかと思えるくらいパワー感は出るし滑らかになりました。

いままで25年運転してきていろいろ試しましたがワタシ史上過去最高のオイルです。

 

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