ちょっと遅めの話題ですが、今年は東京モーターショーでしたね。
先日いらしたお得意様なのですが、
『いや~、先日東京モーターショーへ行ってきたんですよ。』
とのことで、お話をお聞きしたんですが、マツダのRXとホンダNSXが印象に残られたようで、特にNSXは
『かっこよかった』
とのことでした。
この方もお話しするたび、クルマ好きがひしひしと伝わってくるのですが、ワタシも30年ほど前のクルマ大好きな子供だった頃、『東モ』といえば2年に1度の大イベントで、オヤジが買ってくる月刊自家用車やドライバーの特集号を穴が開くほど眺めていたものです。
特に印象に強く残っているのは85年~89年頃バブルパワー全開の日本勢のコンセプトカーです。
85年は日産MID-4やいすゞCOA-2、トヨタのFXV、ダイハツのシャレード926Rなど大量のミッドシップコンセプトの出展や、日産Be-1のようなデザイン優先で作った市販前提のコンセプト車が印象に残ってます。
87年はMID-4Ⅱぐらいしかコンセプトカーはあまり記憶してませんが、88~89年に市販化されるクルマの先行お披露目会で百花繚乱だったような印象です。
そして、あの日本車ビンテージイヤーと言われる89年は日産のZ32、R32トヨタのセルシオなどと市販車がすごかっただけに、どこのメーカーのコンセプトカーも『ちょっとアタマおかしいんじゃないの!?』と思うほどのぶっ飛んだ車両がが多かった気がします。
ト ヨタ4500GTの先進的すぎるデザインのついていけない感や、小メーカーなのにもかかわらずスバルといすゞが莫大な開発費をかけて水平対向12気筒を ミッドに積んだ、まるでCカーのジオット・キャスピタ(スバル)や4200R(いすゞ)といったクルマを出展するだとか、後の軽ABCトリオのAとCが出 展されて『軽なのに何?このバブリーなの。』(もちろんバブルなんてまだ言われていませんでしたけどね。)と思わされたり、とにかくあっけにとられた感が 強い回でした。(まぁ、それらのコンセプトカーがかすむ位に市販前提のNSXが話題をかっさらってましたが。)
し かし、この’89の印象が強すぎ、後にはバブルもはじけ、開発費も削られ、シオシオな出展が続くうちにコンセプトカーの主役はスポーツからエコへと取って 代わり、『東モ』から興味を失っていってたんですが、ここ最近はまたスポーツコンセプトカーっぽい出展が増えつつありますよね。
再来年の東モはまた、ワクワクできるようになってればいいな・・・
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