夜間走行をする乗り物に欠かせないのがヘッドライトですが、自転車なんかはもう完全にLEDに切り替わったかなと思いますが、クルマは今ちょうど過渡期のど真ん中かな?と思います。
まぁ、はっきり言ってしまえば、40年前あこがれの電球だったハロゲンもいまや暗いライトの代名詞になってしまいました。
それを補うよう、アフターマーケットでHIDが登場しやがて安価になり、今はもっと手軽に交換できるLEDに主流が移りつつありますね。
でもなんで明るいライトへ換えたいかというと暗いからですよね。暗く感じるから明るい光源へ変えるんですよね?
そもそも新車のときには明るいと思っていたヘッドライトがなぜ暗いと思うのか?
上の写真は初年度登録から13年経ったフィットですが、このようにライトを点灯するとレンズ全体がぼんやり光って見えます。
レンズ表面が光るということは、内面のくもり・表面のヨゴレ・レンズ内部に発生した細かいヒビなどが光源から発生した光を屈折させてよそへ逃がしているので、本当に照らしたい走行中に明るくないといけない部分が暗くなっているんですね。
新車のレンズを見る機会があればわかると思いますが、本来レンズは透明ですからくもりのない新車のレンズは光りません。
新車をのときを思い出してもらうといいのですが、新しい時はハロゲン球でもそこそこ『明るいな♪』と感じているはずです。
しかしたった3年目の初回車検時でも、手入れしていないヘッドライトレンズはくもりが出始めています。
車齢の伸びた今では珍しくもない10年程度経つクルマでは夜間走行も怖くなるほどの明るさしかないクルマがけっこう多いです。
だからオートフォーラムでは、光源をHID化する・LED化するのと合わせて、レンズを磨いてクリアコーティングをすることをおすすめするわけです。
今回も上のライトの写真のフィットをLED化と共にヘッドライトのクリーニングとクリア塗装をしてみます。
まず入庫時の状態は、フィットに限らず13年も経過したクルマではどこでも見る感じ同様でよくくもってます。たとえば軽でもエスティマでもフーガでもどのクルマでもなりえる年式相応の状態です。
まず表面のみ磨いてみます。格段にキレイになりましたが、矢印部分にレンズ内部のくもりが発生しています。
同時に安くはないLEDへの交換も承っているので今回は特別に分解清掃もさせていただきましょう!
バラして内側も磨きましたが、内側は塗装しません(できません)ので、近づくとわかる細かい磨き傷はご容赦ください。
今回は表面のクリアには明るめのブルーをうっすら入れました。
白、シルバー系はあまり青みが入るとライトだけ浮いて見えるので、濃くしません。
塗装後の乾燥中です。
どうです?キレイでしょう!あとは装着してLED化&光軸調整です。
今回もスフィアLEDライジングです。ファンレスのヒートシンクタイプなので、ファン死亡⇒LED死亡のパターンのない安心感が売りです。
明るいです!目がくらみます。直視はしないほうがいいです。きっちり光軸を出さないとただの迷惑車両なのでバッチリ調整をします。
レンズカットもバッチリ再現できているのでこヘッドライトれなら相手車に迷惑もかけず車検もOKでしょう。
スモールもLED化しましたので、被視認性も向上しました。安心して夜間も走れますよ。
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