今回のハイマウント修理はお客様が現品を送ってくださり、修理後ご来店されてカプチーノへ取り付けさせてもらうという流れです。
完全点灯しているので
『本当にオーバーホールしますか?』
→YES
NO
って思わずメールしてしまいましたが、
『やってください』
とのお返事です。
LED切れ予防と、視認性アップを兼ねてということなのでしょう。
まずレンズを外しますが、点灯具合からしてもわかりますが非常に程度がいいので、逆に分解する方からすると非常に強固にくっついるので分解時に壊れてしまわないかヒヤヒヤしました。
いつもどおりLEDも取り外したので折り返しです。新品LEDへ打ち替えて輝度調整→レンズの接着→シーリングと進めます。
で、完成したので、後日来店頂きました。
なかなか熱いカプチーノです!!いいですね。
実は、RECSカプチーノパックも同時にご注文いただいているので、並行して進めますが、その様子はまた次の回でということで、ハイマウントを取り替えます。
盛大に切れてますね。
さてじゃんじゃんバラして換えようかと思ったのですが、ハイマウントはこの上の黒いガーニッシュ(通称えりまき)に付いているのでえりまきを外しますが、本来の手順ではリヤピラーを取り外してからネジを緩めるのですが、いつも時間短縮のため隙間から直接えりまきのネジを外してたんですね。
しかし、このカプチはそのネジが緩まない。挙句ネジのアタマがなめるという最悪な展開になってしまい、お客様に予定時間を1時間伸ばしてもらうことになってしましました。
どうもすみません・・・
ま、なんとかピラーも外れ、ハイマウントも取り替え舐めたネジも無事交換して組み上げましたよ。
完成後お話したところ、お客様は海の沿岸部にお住まいのため各部サビに対して非常に苦労されているらしく、エアロもサイドシルのサビ隠しにつけたとのことでした。
どおりでネジも緩まないわけです。
サビに対して弱いと言われるカプチーノですが、いつも言う排水経路の設計上の問題はあるにしても、当時の軽に使える鉄板と塗料では標準的なサビ具合かとも思いますし、メーカーであるスズキにしても発売当時にはこんなに長くたくさんのカプチーノが残っていると考えてなかったのではないかと思います。(あの当時は平均の車齢は今からすると驚くほど短かったですから。)
ワタシも乗り続けるためにはこれ以上錆びない方法を考えていきたいと思います。
コメント