スカイラインも型式がR3#⇒V3#へと変わってすでに2代目。R3#最後のスカイラインも少々目元が曇ってきました。
私もご入庫のたびに前々から気にはなっていたのですが、ついにオーナー様からも、「やっといてね」と指令が下りましたので、
ヘッドライトコーティングの出番です。
さて、今日はホームページのほうでは載せていない、作業工程写真を少しだけ見ていただきましょう。
まず、ライト表面を水洗いして、変色した、表層を一皮削ってやります。
実は、ここが一番重要なところで、最初の研磨をどの荒さのフィルム(か、ペーパー)で始めるかが、後々の仕上げの工程を左右します。
ここで、削りが浅すぎると、最後にコーティング剤を塗った後に、「まだなんか黄色くない?」
となりますし、深すぎると「・・・やっちまったなぁ!」というほど、延々と研磨作業を繰り返さなくてはいけなくなります。
「大胆に、でも浅く」が目標です。
ペーパーで400番以下で研ぎ始めると、レンズの光軸まで影響しそう気がするんですよね・・・
今回は最初の研磨がこの程度で済みましたので、後は楽そうです。
この後は、研磨用のフィルムの番手を#1000⇒#1500⇒#2000と、どんどん細かくしていきます。(数字は例ですよ)
面倒だからと途中の#1500を省くと、いつまでたっても#1000の傷が消えないので、ここでの省略はいけません。
この後は、ポリッシャーで、ネルバフ+コンパウンド、スポンジバフ+コンパウンドと目を細かくしてツルッツルのレンズに仕上げます。
そして、磨きにくいところはひたすら手で磨く!ので、腕が結構疲れますよ。
さあ、最後にコーティング剤を塗って、乾かしたら作業完了です。
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