今日のRECSはいつもとは違う理由での施工です。
このノアは、施設の送迎車なので 10万Kmはとうに超えてバリバリご使用されてますが、最近オイル消費が激しいようです。
以前、オイル交換をかなり長い間隔でされていた時期があり、現担当者様が付かれてからはこまめにオイル交換されていたようなのですが、2000Km/Lくらいでオイルが減るようになり、近隣のディーラーに聞いてみたところ、リビルトエンジンへの載せ替えでかなりな金額の見積もりを提示されたとのことでした。
でも、他に何か方法はないものか?と考えられ、他のクルマでお付き合いがある当社へご相談をされたそうです。
さて、漏れ以外でオイルが減っていく原因として考えられるのは、
1.バルブオイルシールの硬化でシール性が落ちオイルがバルブを伝って燃焼室へ入る(オイル下がり)
2.ピストンリングがスラッジ・カーボン等で固着し、シリンダ内壁へ付着したオイルが残る、クランクケースから上がってくる(オイル上がり)
3.1がひどくなり、バルブステムが摩耗してオイルが燃焼室へ入る(オイル下がり)
4.2がひどくなり、ピストンリング、シリンダが摩耗しクリアランスが大きくおいるが燃焼室へ入る(オイル上がり)
の4つが代表的なものです。
もし今回が、1.か2.の症状ならもしかするとWAKO’Sの製品で軽減できるかもしれません。
ただし、悪いなりに汚れである程度内部の抜けを防いでいるところもあるかもしれず、その場合は逆にもっとオイル消費がひどくなることも考えられます。
考えたメニューは、
RECSを使って吸気系からシリンダーまでのスラッジ・カーボンをある程度キレイにし、フューエル1・プレミアムパワーの添加で、こびりついた汚れを排出する。
⇒ピストンリング溝がキレイになればリング本来の作用をしてくれるはず。
オイルにエンジンパワーシールド(EPS)を添加することで、バルブシールの柔軟性が復活する。
⇒バルブからのオイル下がりを防げるはず。
の2つです。
この2つで1万4千円ほどですから、もし治れば儲けたものです。
一度持ち帰られて検討されてからGOサインが出ましたので施工させてもらいました。
ワタシとしても、これで改善してくれたら嬉しいのですが、1ヶ月後くらいにまた伺ってみたいと思います。
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