先日RECSでご入庫いただいたストーリアX4
実はその時、2点要修理箇所を発見していました。
お見積りをさせてもらっていたのですが、『GO!』ということで再びご入庫していただきました。
今回はラジエータのアッパータンクの割れと、クラッチオーバーホールです。
この車種の場合、エンジン+ミッションをメンバーの上に乗せている構造上、まるごと下へ降ろしてしまってから作業に入りますので、気になるところは一緒にやってしまっておいた方がいいのでざっと点検します。
シリンダーヘッドカバーのオイル漏れも見つかりましたので追加見積もりです。
さてまずラジエータです。
このラジエータは樹脂タンクなので、このようなハイパワーエンジン(≒排熱多い)車では熱による焼けで亀裂が入ってくると収縮も激しいのか早めに割れてきます。
(ラジエータキャップも純正品で1.3kと高圧ですし。)
しかし、最近修理の主流である純正同等社外品の設定がなく、純正新品は高価(¥70000!!)なのでアッパータンクのみ交換で修理対応します。
半額以下の出費で同じ結果が得られるのですからそりゃこちらでしょう。
もうひとつのクラッチ修理は、先日のご入庫の際に動かした時、明らかに摩耗が進んでいる感触だったので『そろそろですよ』とご提案していたのですが、やってよかったです。
もう明らかにフェーシングが摩耗してしまって、締結用のリベットが当たる寸前まで来ていました。
フライホイールまで傷が入ってしまうと、修理金額がもう一段上がってしまいます。
気づいてよかったですよ。
エンジンメンバーもキレイに洗って、それぞれの修理も出来上がったので、エンジンを車体とドッキング!
・・・する前に、ドライブシャフトが入るデフサイドオイルシールも交換しておきます。
組んだあとに漏れが見つかってまたドライブシャフトを外して交換なんて・・・アホな2度手間はイヤです。
それに今なら広くて交換しやすいし・・・
このあと、残りを組み付けて最終チェックの試乗と調整をしてご納車しました。
F様ご入庫ありがとうございました。また何かあったらお気軽に声をかけてくださいね。
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