ありがとうございます!!
ハイマウント修理の記事はこれで三度目ですかね?
同じような内容になってしまいますが、たまにアップするとその記事を見られた方からまた仕事がもらえるという好循環を期待して書いてみます(^^)
さて、同じような内容と言っても、元々の症状にもいろいろあります。
今回お客様が送ってくださったモノは不点灯なセグメント(LED4個で1セグメントになっています)が最大3ヶ所、全点灯するときもあるという極めて不安定な症状です。
上の写真から2ヶ所不点灯、3ヶ所不点灯、全点灯となってます。
途中触っていないのにチラチラ変わるので振動の影響ではないと思うので、ハンダ浮きでの接触不良という線はほぼないでしょう。
単純にLED不良だと思います。
まず、この作業で一番気を使うレンズの分離です。
以前の記事で書いたとおりガチガチの接着で、どちらかというとレンズ端面を溶かしてくっつけるタイプの接着かと思います。
レンズ端面と本体の境目を切り開いて、最後にくっついているところを細いドライバーを差し込んで『パキッ』といわせて分離するタイプなので、レンズにヒビをいれないよう、毎回とても緊張します。
これが済んでしまえばあとはハンダを溶かしてLEDを外して新品に交換するという根気がありさえすればできる作業です。
そう。根気。打ち替えだけで2,3時間はかかってしまいます。
治具を作るほどの頻度でもなく、LEDの取付高さ、角度ともに手作業合わせなので打ち替え、調整の部分だけで2、3時間すぐに経ってしまいます。
さて、途中経過で半分だけ打ち替えが済んだものを点灯してみましょう。
LED25年の進歩が垣間見れる瞬間ですね(^^)
明るさも、発光角度も全く違います。新品は発光角60度ですが、古い方は多分15度のタイプじゃないかと思います。真正面から逸れるとめちゃくちゃ暗いです。
このあと残りのLEDも交換して、明る過ぎの光度を下げる調整をして、レンズを接着します。
接着乾燥後念の為、境目をぐるり一周コーキングして耐水テストをしてから納品です。
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