今回も『RECSおねがいします』とのお電話でご入庫です。ありがとうございます。
しかし、RECSをと言っていただける方のパターンは大きく分けて2つあります。
1.RECSについてすでにご存知で、日々の使用でついた汚れをリセットして調子よくクルマを使いたい方
2.すでに調子を崩しているクルマについていろいろ調べる内にRECSで調子が改善するのではないかと期待されている方
です。
ワタシが今までRECSをしていて年々2番の方が増えていっている気がします。
RECSが広く認知されてきたからなのかな・・・と思っています。
今回の方も『RECSおねがいします』と言うことなので、普段なにか気になるところがありますか?とお聞きすると、『走りだしてしばらくするとエンジン警告灯がつくことがある』とのことで、ディーラーさんにも見てもらったとのことですが『うーん、何なんですかね〜?』と曖昧な返事だったそうです。
警告灯がついたならなにかしらエンジンコンピュータに履歴が残っているはずなんですがそれすら見ずに『何なんですかね〜』だと端から見る気がない。見たうえで『何なんですかね〜』だと、いやいや調べろよと。まぁ、どちらにしてもダメですね。
さて、まず警告内容の確認をやってみます。
P0171 リーン異常って書いてあります。
ほら、ちゃんと異常履歴が残ってるじゃないですか。
まあ、この内容だと単純にO2センサの異常なども考えられますが、空燃費(空気と燃料の割合)制御がうまくいってないということでRECSなどで治る可能性もあります。
作業前の確認でNレンジ→Dレンジにすると、一瞬エンストするかのごとく回転落ちします。走行距離も10万Km超なのでスロットル汚れも相当付いていると思われますので、スロットルクリーニングも併せてさせていただくことになりました。見てみるとやはりかなりカーボンの堆積がみられました。
スロットルをキレイにした後エンジン始動するとアイドリング回転数は1300rpm程も回っています。隙間が詰まっていたのがキレイになって空気流量が増えたせいですが、RECSはこのまますすめます。
最近多いのですがこの1NZ−FEというエンジンもインマニ形状が(RECSをする上では)悪く、スロットルより下にいちど降りてから大きく上にあがりポートへ接続なのであるていど回転数を上げて施工しないとRECSの液剤が溜まってしまうのでこれでいいんです。
さて、30分ほどでRECSが終わりその後アイドリング回転数をリセットすると正規の600rpm+くらいに落ち着き、スムーズな吹け上がりになりました。
F-1とPPはガソリンを入れるときに注入してくださいとお渡しし終了となりました。
タンクが空になる頃には燃料ラインもキレイになっていると思います。
これで空燃費も改善されると思いますが、警告灯がつかなくなることを祈ってます。
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