今回はゴルフGTIのヘッドライトクリア塗装です。
お電話でお話させていただいたときに、『ゴルフ』と聞いて、5か6ならそろそろハードコートも傷んできてても不思議はないか・・・と思っていたら、現行のGTIだったのでちょっと驚きました。
しかも一見クリアは死んでなさそう・・・そもそもゴルフ自体、ほかのクルマと比べてあまりくすんでるライトって見た記憶がないのでもしかするとコート自体は強いのかもしれません。
が、しかし、今回ご依頼いただいた理由はこれ。
何が当たったのか、それとも薬品なのかわかりませんが、表面が小さくえぐられたような傷が無数に付いてます。
しかも左のレンズだけ。周りのボディーやバンパーはまったく傷がなく、どうしてこうなったのかまったくわからない傷です。
これは直したくなりますね。
しかも、ライトONにしてレンズを透かしてみるとあの細かいヒビも無数に入ってます。(写真は撮れてなかった(´Д`) )
ゴルフ7に関しては比較的新しくてもレンズにヒビが見えるとみんカラなどでも話題ですが、なにやらレンズの内側のコーティングが早いうちから割れてくるなどと書いてあり、実物を見ても『なるほどそうですね』といいたくなる症状です。(気になる人は検索してみてね)
お客様にもこういう話があり、レンズの内側に関しては今回の施工では治りませんので、と了解いただいてレンズクリア塗装に入らせていただきました。
いつもどおりまず水研ぎで#600から始めてみますが、削れねぇ。
#400に落としてみても埒があかねぇほどコートがゴツクて硬い!!
これ、片側コートを落とすだけでも半日かかるんじゃないかというくらい削れていきません。
あまりやりたくないんですがもっと荒い番手の空研ぎから始めてみます。手がけじゃムラが出すぎて怖いんでエアツールを使います。
ま〜、今回は異次元の硬さ。ゴルフのハードコートは丈夫ですよー
しかし、粘ること2時間。なんとか左右ともにハードコート層は落としきり、左ライトのポツポツ傷はそれ以上まで食い込んでましたが、更に削り込んでなんとかキレイにできました。ちなみにバランスをとるため右も同量削ってます。
後は通常通りペーパーの番手を下げていって、コンパウンド仕上げまでしたら塗装するだけです。
あとは、キレイに塗装して、
乾燥かけます。この日はよく晴れていて湿度もなくからっと仕上がりました。
この後またペーパー掛けて、塗料目の凸凹を消しツルツルに仕上げます。
そしてキレイに仕上がった後点灯してみると、レンズの内側のコーティングがひび割れて・・・と言われている傷がきれいサッパリなくなりました!
やっぱり表面からのクラックだったようです。
そもそも内面ってコートしてあるんですかね?ワタシも知りません。
いつか調べてみたいものです。
メーカー系の方、見ていらしたら教えてもらえませんか?
お客様にも『内面のコートが傷んで・・・というのは誤りで外側からのヒビであり、傷を消すための副産物でかなり削り込んだためにヒビもキレイに消えました』とお伝えしました。もちろんレンズが薄くなっているため強度も落ちていることもお伝えしましたが、キレイになったので喜んでいただけました。
ボディーコーティングも同時にご用命いただいていたので、まさに全身ピカピカにリフレッシュできました。
ありがとうございました。
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