【ブレーキホース】勘違いは危険

ブレーキ液量の警告です

ゴールデンウイーク開けのある日の通勤中、上のマークの警告灯が走行中にチラチラし始めました。

一般的にはサイドブレーキの警告灯と認識されてますが、多くの車ではブレーキ液の残量警告灯と兼用しています。

走行中にチラチラ点灯するということはブレーキ液のリザーバタンク内の液量が減ってきていることを意味します。

ブレーキ液はブレーキパッドが摩耗してピストンが押し出されていくと、ピストンの出た量(mm)×面積の体積分ブレーキマスターのリザーブタンクからキャリパー側へ供給されるのでマスターのリザーブタンクから減っていきます。

コレがリザーブタンクです。手前のキレイなホースが先日のマスターバックのです。

なので、『パッドも長いこと換えてないから液面下がったのかな・・・』

と思いほんの少しブレーキフルード足しました。

念のためですがキャリパーの下側4輪、ブレーキマスター下も共に確認しましたが湿っていることもないので

『ブレーキ液漏れなし!』

と判断しました。

そしてすっかり忘れたころ、またしても警告灯が点灯!

なんかおかしいと思いながらリフトアップし、各部点検していると、左フロントのブレーキホースが・・・

あー!漏れてる!!

見事に漏れてました。

しかも干渉防止のクッションの中から漏れてるようです。

穴は見えないほどですけど少し『ぷくっ』と膨れてます。

ブレーキホースは中から外まで幾重か重ねてあるレイヤード構造ですが、中の層に切れが発生し外皮との間にブレーキフルードが溜まり、針穴のように開いた外皮からにじみ出ている段階だと思います。

そこで、『ホース以前いつ換えたっけ?なんか記憶はあるんだけどな。』

と、整備記録を精算伝票からたどってみると、中古で購入時のH14年6月から1度も換えてませんでした!!

(19年!)

再び記憶をたどると、同時期にカプチーノを購入してくれていた友人Tくんのと勘違いしている気がして彼のクルマの履歴をたどると、たしかにこっちは換えています。

もしかすると、ワタシの紺カプは平成5年の生産時から1度も換えていない可能性がありますね。(いや28年はさすがに無いか!?)

お客様のは保有歴が長いもの、車歴が長いものを購入されて履歴のはっきりしないものは、おりを見て車検時や登録時に交換させてもらっていますが、いつも記憶に頼って整備しているワタシの車、ブログのネタに困らないです。

翌日到着!しかしなぜか短いリヤのほうが高いんですよね。不思議。

さっそく4本ともに注文入れると翌日には届きました。

さすが安定供給のスズキ。

交換中・・・

さくっと交換します。

新しいホースは見ているだけで安心感がありますね。

ブレーキペダルを踏んでエア抜きします。

フルード交換・エア抜き後はペダルのしっかり感が増しました。

『あーそう、コレコレ!』っていうしっかり感が帰ってきました。

毎度ながら、日々じわじわと傷んでいきますから、毎日乗っているとヤレてきた感じがわかりづらく『こんなもんかな〜』と思っていたものが、リフレッシュすると以前の状態がいかに悪かったかを思い知らされますね。

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