180クラウン、充電不良でバッテリーあがりして入庫です。
お客様のお話を聞くと、メーターの中のバッテリーの形のマークが点灯→
会社についたんでとりあえず仕事→
帰りにはブースターケーブルつないでかけたけど、ブースター外すとエンジン止まる→
HELP!!
という流れでした。
多分会社について時点でバッテリーに残った電力だけで動いてたんでしょう。
帰りのエンジン始動しようとしたところでバッテリー残量もなくなって発電もできてないからエンジンコンピューターの駆動もできないほどになったんだと思われます。
今回はたまたまクラウンの入庫だったんですが、200系ハイエースも結構壊れてます。
共通するのは、オルタネータープーリー先端に黒いキャップのついたモデルです。
これは、プーリー部分にワンウェイクラッチが入ってて、回転変動を吸収してオルタネーターベルトの長寿命化を図るっていう目的らしいのです。
しかし、このワンウェイクラッチ、どうも寿命が9~12万Kmあたりにあるようなんですよね。
だんだんとガラガラ音がしだして、ワンウェイのはずが、2ウェイに(要するにからまわりする)なってしまうんですね。
だから、プーリーは回っても、シャフトが回らず発電不良になるのが多いんです。
・・・けども、今回はちがーう!!
ちゃんとワンウェイクラッチは生きてました。
これってやはり200系のハイエースでもあったんですよ。
その時は、プーリーガラガラでプーリーだけ交換してから1年ちょっとで充電不良になり、オルタネーター本体をリビルト品と交換しました。
こんなことなら、はじめからオルタネーターごと換えとけばよかったと思うんですけど、金額差が結構あるんで判断に悩みますよねぇ。
プーリーだけでなく、内部機構も当時の新機軸を採用してるんで、何か弱いところがあるんだと思いますが、ここ10年位、他社も含めて走れなくなるトラブルが増えてきた気もしますね。
費用対効果の見直しなのか、外国製部品の採用が増えたからなのかはわかりませんが、日本の製造業の技術力低下と言われないことを祈ってます。
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