ダッシュボードってある程度の車格以上になると硬質プラスチックからソフトパッドの表皮が使ってあるものになりますよね。
上質感の演出には不可欠な装備ですが、問題もあります。
ひび割れ・ネバつきなんですけどね。
新車のうちはいいんですけど、十数年経ってくると大なり小なりほとんどの車で発生します。
ネットで『ダッシュボードひび割れ』とかで検索されるとたくさん出てきますけど、ヒビの発生したところを修理する業者もたくさんいらっしゃいますし、ダッシュ表面を張り替える方法もあります。
しかし、ヒビの修理はまた発生する可能性もあるし張替えは結構高額になってきます。
今回の車はNISSAN GTR。
そう、R35ですね。
初期の車はもう15年目ですが、いまだ現行生産車ですから新品ダッシュボードも当然生産しています。
今交換すれば最低でもまた十数年はきれいな状態でいられるのではないかということで交換することになりました。
正面からサイド面へ切り替わる頂点部分は上から下へぱっくり割れています。
センタークラスター横の部分も亀裂が上から下へはしってます。
さて、じゃんじゃん外していきます。
ここまで取り外してみて意外と作業性がいいなと思ったのですが、単なる高級スポーツカーではなく後のレース使用も視野に入れて整備性も考えての設計なのかとも思わせてしまうのがGTRですね。
さてここでダッシュが外れているうちにガラスの隅々までクリーナーできれいに磨きます。
ダッシュボードがあるとガラスの下端って拭けないですよね。
新品と旧品を部品移植しながら違いがないかよーく見比べます。
供給部品って改良で追加部品を組み合わせないといけないとかたまにあるのです。
新旧違いはなかったので組み付けます。
あっという間に組み替え終わったようですが、いつもの通り中間の写真を撮るのを忘れてますね。
いやしかし、新品の手触りはいいですね。
表面の広い部分も自然な艶で気持ちいいです。
多分表面がテカってるのにシボ目には細かいチリがつまって白っぽいとかなってたんだろうと思います。
追加でこれも交換。
視界の端に傷んだところがいつも気になっていらっしゃったと思うんですけど、これで気持ちよく運転できることと思います。
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