【ホンダ】エンジンかからず【ビート】

コレクションホールの展示車は新車みたいですね。

えーっと、画像はウィキペディアからです。(全体画像取り忘れてます)

先日、お客様からビートのエアコンダイアルが壊れてご注文頂いていたんですが、入荷のお電話をしたところ『このまえおとーさんが乗って帰ってからエンジンがかからないのよ。何をしたんかわからんけど・・・』

と、奥様がおっしゃるのですが、それってエアコンのノブよりもおおごとじゃないですか?

セルは廻るとの事なので、ノブの配達がてらキーをひねってみます。

キュンキュンキュン・・・とセルモーターは絶好調ですが、アクセルを煽ろうが全く『ボボッ』とガソリンに火がつく様子もないし、マフラーから燃料臭がしません。

それに、キーをひねって『カツン』とリレー音はすれども『キーン』っていう燃料ポンプの廻る音がしません。

燃料ポンプご臨終ですかね・・・

次の日、車載車でお預かりしてさっそく診断です。

ECUは助手席後ろ

一応ね、ビートはECU内のコンデンサー不良とかメインリレー不良が始動不能のよくある原因なので、ポンプが怪しくあるものの併せて点検しておきます。

一応7、8年前に始動不能になったときにリレー交換とECUチェックに合わせてエンジンルームとの隔壁の間に断熱処理はしていますがあやしいところは点検しておきます。

目視とサーキットテスターで点検してみましたが、コンデンサーの液漏れはないしエンジン始動に関するする信号も電源も問題なく出ています。

次はポンプ本体の点検です。

ホロの後ろとスクリーン部分を外してしまいます。

ビートのエンジンを点検しようとするとリヤシート後ろ部分をじゃんじゃんばらしていかないといけません。

しかし、助手席後ろにエンジン、運転席後ろに燃料タンクというレイアウトは面倒くさいように感じますが、ホース類の交換まで含めるとカプチーノよりも簡単です。

これはこれで最適解なのかも。

そして、フューエルポンプの電源線にテスター棒を当ててキーON!

12.7Vあります!

アース端子も導通OKです!

次はフューエルポンプの配線カプラーを外して外部電源から直接+ーつないでみます。

ポンプ回りません!

はい、燃料ポンプ不良。→終わり。

なんだこの真っ黒なものは

いやー、ダメですねこれは。

タンクの中も目立って錆びているわけではないですが、セカンドカーで乗ったり乗らなかったりの車特有の光景ですね。

新品ポンプを取り寄せて交換です。

新品ポンプ出ますね。再販品なのかも。

上の記事のときカプチーノはもう純正ポンプが出ませんでしたが、今回ビートは純正品が出てきました。(税別¥50000しますが。)

逆に、これという社外品はありませんでした。

高くても純正が出るのがいいのか、安く社外品が流通するのがいいのか悩ましいところですが。

新品ポンプユニットがまぶしく輝きます

組み付けて、エンジン始動も当然問題ありません。

走行テストをしてみますが、燃料が足りない感じもなくレッドゾーンまできれいに吹け上がりますからひとまずここでOKにしておきましょう。

実はエンジンがかかると、エアコン冷え不良の診断がこのあとに控えているのでほどほどで・・・

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