今回のハイマウント修理はご近所の方からご依頼いただいたインテグラDB6用
DB6はそう、あのDB8/DC2タイプRと同時期に存在した別グレードでZC搭載グレードです。
・・・いまいち感動の薄い方いらっしゃいますよね。
B18C VTECのタイプRもちろんすごいエンジンですが、1600ccのZCっていうエンジンも名機ですよ。
このインテグラと同時期のシビックが初代シビックタイプRのスポーツシビックで、その前の前のワンダーシビックから搭載されたエンジンと記憶してますが、ホンダ久々のDOHCエンジンの復活ということで話題になりました。
ワンダーのZC搭載のスポーツグレードがSiですがこのあとVTEC搭載がSi-Rそしてその後のタイプRへとつながっていくんですね。
このZCツインカムは7800rpmからレッドゾーンと当時としては高回転型エンジンと言われていましたが中低速から分厚いトルクが出ていてとても早くて扱いやすいエンジンでした。
DOHCとして登場したのにボアxストロークが75mmx90mmとロングストローク型で最高回転時のピストンスピードは当時のF1エンジンと同じ20m/secという何気にとんでもないエンジンでした。
DB6はSOHCなのですが、レッドゾーンは6800rpmからとDOHCに比べて1000rpmも抑えてありますが、実用回転域は当然そんなに回しませんから普段使いでは関係なく、厚いトルクで1600ccとは思えないほどキビキビ走ります。
まあ、オタク語りはこのあたりにしてハイマウントの修理ですが、ご連絡いただいたときに『薄いタイプのスポイラーについているLEDタイプ』とお聞きしたので形状は覚えていますが、カレンのときと同じく部品として間近で見たことがないので、まずは見せていただけますか?とお願いして持ってきていただきました。
で、実物を見てみると、
これは、カプチーノと同じ作りですね。
レンズも分解しやすそうなので修理OKでしょう。
思ったとおりカプチーノと同じ製法で基盤も1列ですからLEDを抜き替えるだけです。
交換後はいつものように1時間以上点灯テストをしてレンズ接着、密封をしてお渡しです。
ありがとうございました。
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